SPARE-TRACK crafts

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カクホタル 「時計」のレイアウト

◆時計専用ゼロホタル

「ゼロホタル」というLEDブロックはいわゆるカウンターで、入ってきた光が一定数を超えるとキャリーとして光を1パルス出します。
プログラムを少し変更して、基数を6や12にすると時計に使えるようになります。

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◆精確なモトホタル

時計として使うには時間的な精度が必要なので、光を生み出す「モトホタル」も専用のものを作りました。

モトホタルだけでなく他のLEDブロックもそうですが、クロックソースとしてはAVRマイコンの内蔵RC発振器を使っているので、精度はかなり悪いです。
RTCモジュールからの割込みでパルスを作ることで、時間的な精度を上げました。 

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◆動画


カクホタルで時計

 

「ゼロホタル」の時計用への改造が意外に苦労しました。
“秒”と“分”の場合、各桁はそれぞれ6進,10進で、00~59でよいのですが、“時”の場合、そのやり方では、00~11となってしまいます。時計の場合、ふつうは01~12と表示しますので…。時計専用に作っている手前、これは妥協できません。

で、時計として機能するようになりましたが…すごく地味です。
当たり前ですが、ずっと動いてるのは“秒”の辺りだけですからね。
それが時計というものなんですけど。
これまでのレイアウトは、全体がずっとチカチカ、キラキラしてるので、余計に感じます。

「カクホタル」開発の目標にしているマーブルマシン(ボールコースター、ビー玉転がし等々)でも、YouTubeで探すと「時計」を実現しているものがいくつもあります。それらはボールを転がすという制約上、1秒にボール1個のカウントは出来なくて、たいてい1分で1個をカウントしています。
1分で1個しかボールが転がらないマーブルマシン。これは地味すぎる! キャリーが発生するまでじっと見てられないよ!
動画だと編集してキャリーが発生する瞬間だけを繰り返し流せるのでいいですが、実物を眺める時には、これはもうパッと見て動いてるのか分からないレベルじゃないかと。技術的にスゴイのに伝わらないですよ。これは。

というわけで、カクホタル時計でも地味に見えるのは仕方ないという言い分けでした。